アリエッティ見てきた(ネタバレ注意)

 スピラーを見て思ったんだけど、小人も狩猟採取生活できるんじゃないかと。弓で小動物を狩ったり、木の実を拾ったりの縄文人的生活。彼のつたない身振りでは何人仲間がいるのか分からなかったが、自給自足している集落があるっぽい。

 じゃあ「借り暮らし」って何か。それは、縄文生活では得られない文物を手に入れる手段。人間に例えるなら、ドラゴンや魔王の居城に忍び込み、超レアアイテムをゲットする行為。小人社会に時折もたらされる角砂糖や金属材料、医薬品などは、人間にとっての魔法の薬やオリハルコンみたいなものだったろう。

 アリエッティの先祖は職業としてお屋敷を探検し、登攀ルートを切り開いた。庶民の家より大金持ちのほうが「借り」のターゲットとして相応しかったからだ。しかし、日本が豊かになるにつれ、一般家庭でもあらゆる物が借りられるようになり、次第にアリエッティ一家の重要性も薄れ、連絡も途絶えたのでは。

 カラスって重要。2度も危機を救ってくれた。人間と小人との関係も理解してるのかな。スピラーがタイミングよく現れたのも、こいつが手配してくれたことなのでは。飛べる同士ってことで。